仕事紹介
仕入れ・商品戦略

役割
「どの車両を、どれくらい、いくらで仕入れるか」を判断し、実際に商品を仕入れて、「いくらで販売するか」までを決めます。お客様からのニーズのある車を仕入れて、販売台数を増やしていくことを目指しています。安定して商品を仕入れられないと事業が成り立たず、仕入れ価格と販売価格は会社の業績に直結するため、非常に重要な役割です。

チーム体制

「仕入部」と「商品戦略部」に大きく分かれています。
仕入部は、関東・関西・九州など日本の各地域ごとにチームがあり、それぞれが担当エリアのオークション会場を回って中古車を落札しています。
商品戦略部には、商品の価格を管理するチームと、オンラインオークションでの仕入れを行うチームがあります。
業務内容
出品される中古車の事前確認
オークションの開催前に、出品される中古車の情報を確認します。社内のシステムで現状の在庫や過去の販売データと照らし合わせて、ニーズのある車両に目星をつけ、どれくらいの価格で落札するか事前に決めておきます。
オークション会場での入札
オークションの開催当日は、会場に行って入札に参加します。入札する台数と金額は、事前に決めた内容をベースにしつつも、競りの流れや自社の在庫状況を見て、リアルタイムに調整します。オークションの終了後は、社内の他チームと連携して、落札した車両の輸送・保管とECサイトへの掲載準備の手配を進めます。
売れ行きの確認と在庫管理
自分が仕入れた車両が実際に売れているかチェックして、次の仕入れに活かします。長く売れ残っているようであれば、業者向けのオークションに再出品する手配を行っております。
オンラインオークションでの仕入れ
現状の在庫状況を確認し、不足している車種をオンラインオークションで仕入れます。出品されている車両の状態を見て、どれくらいの価格で販売できそうかを考えて、入札価格を決めます。オンラインオークションでは設定した上限金額まで自動で入札されるため、競りの状況を見て金額を調整します。
販売価格のコントロール
在庫からECサイトに掲載する商品を選び、過去の販売データや仕入れ金額を踏まえて、各商品の販売価格を決めます。その後は売れ行きを見て、どのタイミングでどれくらい値下げをするか判断し、最終的に売れて利益が出るように価格をコントロールします。
業績の分析と報告
会社全体の売上とコストを俯瞰して分析し、結果を経営陣に報告します。目標に対して販売台数が伸び悩んでいたり、十分な利益が出ていない場合は、どこに原因があるかを分析して追求し、改善策を考えます。
仕事の面白さ
01 予想を的中させる爽快感がある
「この車はニーズがある」と見込んで仕入れた車が、お客様の目に留まり成約に至った際は、とても達成感があります。何度も試行錯誤を繰り返し、自動車や市場の相場についての知識が身につくほどに、見極めの精度が上がっていくため、奥深さも感じられます。
02 成果がわかりやすく目に見える
高く売れる車を安く仕入れる目利きの力は、明確な「数字」で表れます。特に仕入部では毎月成果に応じてインセンティブが支給されるため、頑張った分だけダイレクトに評価される実感が得られます。
03 自分の裁量で判断を下せる
仕入れ台数の目標はあるものの、何をどう仕入れて販売することで達成するか、ある程度は個人の裁量に任されています。「これまで扱ってこなかったけど、実は意外にニーズのある車」を見つけ出すなど、前例がないことにチャレンジできるのも、この仕事の面白さのひとつです。
社員の声
やりがい・面白さ

頑張ったぶん結果が報われる
歯を食いしばって頑張り、その成果がインセンティブなどの報酬に反映されたときは、喜びで美味しいお酒が飲めます。
大変さ・難しさ

最初に覚えるべき知識は多い
最初は仕入れや車両に関して覚えることが多いので大変ですが、しっかり基礎を身に付ければ、数字を残せるようになっていきます。
得られる経験・スキル
01 お客様の潜在的なニーズを把握する力
仕入れと商品戦略の仕事では、「お客様にニーズがある車を仕入れるのか、販売していくのか?」を常に意識するため、事業の収益構造に対する解像度が上がります。この経営者にも近い視点は、なかなか普通に仕事をしていて身につくものではなく、どんなビジネスにおいても役立ちます。
02 試行錯誤してセンスを磨く習慣
仕入れや値付けに正解はなく、目利きの力は自分の頭で考えて試行錯誤を繰り返すことで磨かれていきます。お客様からのニーズがあるのか、ないのかの結果は数日あればデータで見えるため、高速で仮説と検証のサイクルを回して、自分のセンスを磨いていく習慣がつきます。
03 自動車に関する幅広い知識
様々な車種や年代、時にはバスや霊柩車などの特殊な車両も扱うため、幅広い知識が身につきます。街中で走っている車を見ただけで、価格の相場がわかるようになるほどです。世界と日本での意外な人気や相場の違いに触れる機会も多く、自動車好きの好奇心が常に刺激されます。
社員の声
身についたスキル

情報収集力
オークションの出品票、顧客のニーズ、各国の輸出規制など、多くの情報を効率的かつ正確に収集して分析する力が身につきました。
身についたスキル

中古車の相場観
日々の値付け業務で中古車の相場感が身についてきて、だんだん予測した通りの金額で車両を仕入られるようになりました。
身についたスキル

自動車に関する知識のバリエーション
様々な型式やグレードを覚えたことで、仕入れられる車両の幅が広がっていきました。
向いている人
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裁量を持って自分で考えて仕事がしたい人
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わかりやすく成果が評価される環境で働きたい人
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数字と向き合うのが好きな人
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成功と失敗の要因を言語化して振り返れる人
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自動車が好きで様々な車を扱いたい人
1日のスケジュール
仕入部の1日の例
- 09:00
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オークション会場へ移動・下見
前日までに出品リストを確認しておき、オークションが開始する少し前には会場に移動して下見を行います。
- 10:00
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競りに参加
事前に目星をつけておいた車両を重点的にチェックしつつ、その場の流れや自社在庫の売れ行き状況などを考慮して、入札の判断をします。
- 14:00
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オークション終了・休憩
- 15:00
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落札車の手配
社内の他チームとやりとりして、その日のオークションで落札した車両の輸送・保管とECサイトへの掲載準備の手配を進めます。
- 16:00
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翌日の出品リストのチェック
翌日に参加するオークションの出品リストを確認し、社内システムと照らし合わせて、売れる見込みのある中古車に目星をつけ、仮の値付けをしておきます。
- 17:00
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退勤
業務時間はオークションの規模や開催時間によって変わることが多いです。平日の退勤後は、基本的に会場近くのホテルに宿泊しています。
商品戦略部の1日の例
- 09:00
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販売データの確認
前日までの販売台数や利益の状況をシステムでチェックし、仕入れ台数や販売価格の方針を考えます。
- 10:00
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オンラインオークションの入札設定
オンラインオークションの出品リストを確認して、不足している車種や売れ行きのいい車種を探し、販売金額や利益額を踏まえて入札金額を設定します。
- 12:00
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昼休憩
- 13:00
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在庫とオークション状況の確認
現状の在庫とオークションの進捗状況を確認し、不足している車種を追加で仕入れたり、入札金額を変更したりします。
- 16:00
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社内ミーティング
セールスマーケティングとミーティングして、現地のお客様に人気の車種や、売れ行きが悪い車種の原因などについて、詳細な情報を交換します。
- 17:00
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退勤
やりがい・面白さ
新たな車種の仕入れにチャレンジ
まだ誰も手を出していない車種を仕入れてみたら大きな利益が出て、他の担当者も仕入れるようになったのが嬉しかったです。