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アメリカ(米国)に送れないもの一覧|禁制品と規制品の違い&発送方法のポイント

prohibited goods 禁制品・規制品
prohibited goods

アメリカ(米国)へ商品を発送するとき、何が送れないかについての情報を知っておくことは非常に重要です。

特に、禁制品や規制品に関する規則を理解しておかないと、アメリカ(米国)の税関で荷物が止められたり、罰金を科されるされるリスクもあります

この記事では、アメリカ(米国)に送ることができない商品、禁制品と規制品の違いについて詳しく解説し、発送時の注意点や安全に送る方法をお伝えします。

アメリカ(米国)に送ることができないもの

最後まで読んで頂くことで、アメリカへ初めて商品を送る方でも、スムーズな発送ができるようになるでしょう。

関連記事:海外発送で送れない禁制品とは?国別に送れない品目にも注意!

禁制品・規制品とは?

国際発送において、禁制品と規制品の違いを理解していないと、想定外のトラブルに発展する可能性があります。

ここでは、まず、禁制品と規制品の違いを、定義と具体的な例を挙げて解説します。

禁制品とは?①万国共通の禁制品 ②危険物

禁制品は二種類あります。国際条約によって禁止されているもの(ワシントン条約で国際取引が禁止されている象牙や、麻薬など)と、運送するには危険なので禁止されている危険物(容量の大きいリチウムイオン電池など)です。

国際条約によって禁止されている禁制品を輸送する行為は、どの運送会社を利用しても違法とされ、罰金や法的措置を受ける可能性があります。

運送するには危険なので禁止されている危険物は、適切な手数料を支払い、安全基準を満たすことで輸送が可能な場合もあります。

国際条約によって禁止されているもの(万国共通の禁制品)

法律や国際条約に基づき、いかなる状況でも輸出入が禁止されている禁制品には、象牙や一部の動物製品、薬物などが含まれます。

これらはワシントン条約(CITES)などの国際条約で厳しく規制されており、例外なく取引や輸送が禁止されています。このような禁制品を輸送する行為は、どの運送会社を利用しても違法とされ、罰金や法的措置を受ける可能性があります。

違法に輸送した場合、たとえ故意でなくとも重い罰則が課せられることがあるため、注意が必要です。

関連リンク:ワシントン条約事務局

運送するには危険なので禁止されている危険物

リチウムイオン電池のように、大容量のバッテリーは輸送中に火災などの危険を伴うため、一般的に禁制品として扱われます。

しかし、LCL(コンテナ混載輸送)であれば危険物として適切な手数料を支払い、安全基準を満たすことで輸送が可能な場合もあります。詳しくはポチロジまでお問い合わせください。

関連記事:LCLとは? FCLとは? 海外輸送の選び方およびLCLとFCLそれぞれのメリット・デメリットを徹底解説!

規制品とは?

規制品は、国や地域ごとの法律によって輸出入が制限されている物品です。

禁制品とは異なり、発送先などの条件によって輸送が許可されることもあります。

各国(受取国)の法律により輸入することを禁止しているもの

例えば、中国では特定の食品や飲料品の輸入が法律で禁止されています。

これは消費者の健康を守るための措置であり、違反すると税関で荷物が没収される可能性があります。

アメリカでも同様に、各国の法律に基づいた規制品が存在しますので、発送前に必ず確認しておくことが大切です。

国内産業を守るなど政治的な目的や安全性の観点から輸入規制しているもの

アルコール飲料や医薬品の輸入は、アメリカ国内の産業を保護するためや、安全性の観点から規制されています。

これらの商品を輸送する場合、輸入ライセンスが必要であることが多く、許可を得ずに送付すると法律違反となる可能性があるため注意しましょう。

禁制品と規制品の図解&まとめ

  • 海外発送の際に送れないリスクの高い注意すべきもの
    • 禁制品
      • 国際条約によって禁止されているもの(万国共通)
        • 他社でもポチロジの航空輸送でもコンテナ輸送でも送れません。
      • 運送するには危険なので禁止されているもの
        • ポチロジのコンテナ輸送で対応可能です。危険物として適切な手数料を支払うことで発送可能となります。
    • 規制品
      • 受取国の法律により輸入することを禁止しているもの
        • 他社でもポチロジの航空輸送でもコンテナ輸送でも送れたとしても差し止められてしまいますので、送れません。
      • 国内産業を守るなど政治的な目的や安全性の観点から輸入規制しているもの
        • 他社でもポチロジの航空輸送でもコンテナ輸送でも送れたとしても差し止められてしまいますので、送れません。

アメリカ(米国)に送れないものの基礎知識

国ごとに異なる輸入規制に対応するため、アメリカ向けにおいても、送れない商品について知っておくことは重要です。

ここでは、日本とアメリカにおいて、それぞれ規制されている商品の基礎知識について解説します。

日本の法令による輸出禁止・輸出規制品目

日本においても、特定の物品の輸出が禁止または規制されており、武器、薬物、または環境保護に関する製品が含まれます。

日本からアメリカに商品を発送する際には、これらの規制品目に注意を払い、法令に違反しないようにする必要があります。

ワシントン国際条約による禁止品目と影響

前述の象牙や一部の野生動物製品など、ワシントン条約(CITES)により取引が禁止されている商品は、アメリカでも当然輸入が禁止されています。

ワシントン条約により国際取引が禁止されている禁制品:象牙や一部の野生動物製品

国際条約に違反することは、重大な犯罪とみなされるため、発送前に慎重に確認しましょう。

アメリカ(米国)で禁止されている輸入禁止・規制品目

アメリカでは、銃火器や危険物、さらには一部の医薬品など、輸入が厳しく規制されている商品があります。

これらの商品は、アメリカ国内の法律によって細かく定められており、違反した場合は罰則が課されることがあります。

関連記事:アメリカ向け越境ECで売れている日本の商品は?成功事例やおすすめの配送方法もご紹介

アメリカ(米国)へ送れないもの一覧

アメリカに送れない商品は、「禁制品」と「規制品」の2つに分類され、同じカテゴリーでも異なる基準で制限さるため、どちらに該当するかを確認する必要があります。

以下に、アメリカ(米国)向けの禁制品と規制品を別々にまとめて紹介しますので、発送する際の参考にしてください。

アメリカ(米国)向け禁制品のリスト

アメリカ(米国)に送れない代表的な禁制品は下記の通りです。

知識として必ず抑えておきましょう。

化粧品(特に引火性物質を含む製品)

化粧品のうち、特に引火性物質を含む製品(例:マニキュアや除光液)は禁制品であり、輸送中に火災を引き起こすリスクがあるため、アメリカへは送ることができません。

引火性物質を含む製品(例:マニキュアや除光液)は禁制品であり、輸送中に火災を引き起こすリスクがあるため、アメリカへは送ることができません

ただし、LCLであれば危険品扱いとして相当の手数料を支払うことで、輸送することが可能になります。詳しくはポチロジまでお問い合わせください。

リチウムイオン電池

リチウムイオン電池は、その危険性から禁制品として扱われることが多く、特に大容量のバッテリーは航空便では送ることが禁止されています。

ただし、前述の通りLCLであれば危険品扱いとして相当の手数料を支払うことで、輸送することが可能になります。詳しくはポチロジまでお問い合わせください。

アメリカ(米国)向け規制品のリスト

アメリカに送るときに認可が必要などの制限がある、代表的な規制品は下記の通りです。

ぜひチェックしておきましょう。

たばこ(電子タバコを含む)

たばこや電子タバコは、アメリカへの発送が禁じられている規制品です。

これらの商品は健康被害の観点から厳しく規制されており、違反した場合は高額な罰金が課される可能性があります。

食料品や飲料品(アルコールを含む)

食料品や飲料品の中で、特定のカテゴリーの商品は規制品に該当します。

特にアルコール度数の高い飲料や、生鮮食品はアメリカの安全衛生基準に合致しないため、法的に送付することができません。

アルコール度数の高い飲料や、生鮮食品はアメリカの安全衛生基準に合致しないため、法的に送付することができません。

食料品や飲料品の大半は規制品には該当しないものの、輸入時にはアメリカのFDA1やUSDA(アメリカ農務省)の認可が必要です。

これには保存食品や加工食品、低アルコール飲料が含まれますので、ご注意ください。

医薬品やサプリメント、衛生用品

医薬品やサプリメントのうち、FDAで承認されている製品や成分が明確に規定されている衛生用品は、規制品として扱われます。

これらは適切な認可を得ることでアメリカへ送ることができますが、成分表やラベルの正確な表示が求められます。アメリカの規制に従わないと、発送してはいけません。

化粧品(スキンケア・メイク用品を含む)

引火性物質を含まない化粧品、スキンケア製品やメイク用品をアメリカに送る場合、特定の成分や表示方法が規制されているため、事前に現地のルールを確認する必要があります。

事前申請などにより規制をクリアすれば輸送は可能ですが、成分やラベル表示には十分な注意が求められます。

アメリカ(米国)へ規制品や万国共通の禁制品を送るとどうなる?

アメリカに送れない規制品や万国共通の禁制品を誤って発送した場合、どのようなリスクがあるかについて説明します。

規制品や万国共通の禁制品を送ることには重大な法的リスクが伴うため、発送前にしっかりと確認することが不可欠です。

税関での指し止め

規制品や万国共通の禁制品は、税関で発見されるとその場で差し止められ、商品は受取人の手元に届かず、場合によっては没収されてしまうことがあります。

商品が税関で止められた場合、状況に応じて再発送や返送などの手続きが必要となります。

罰金や法的措置のリスク

規制品や万国共通の禁制品を違法に輸送した場合、税関で差し止められるだけでなく、高額な罰金が科される可能性があります。

また、場合によっては刑事責任を問われることもあり、法的措置が取られるリスクも無視できません。

特に、大量に違法な品物を輸送しようとした場合は、より重い処罰が科されることがあるため、十分に注意が必要です。

誤って送った場合の対処法

規制品や万国共通の禁制品を誤って送ってしまった場合は、早急に運送会社に連絡し、状況を報告することが先決です。

場合によっては、商品を引き戻す手続きを取ることが可能ですが、タイミングによっては難しいこともあります。

将来的なトラブルを避けるためにも、事前にしっかりと送れるかどうかを確認しておきましょう。

アメリカ(米国)に送れない場合の代替手段

ここでは、どうしてもアメリカに送れない商品がある場合、代替手段として利用できる方法を紹介します。

ポチロジの利用による規制対策

規制品は各国で規制が異なるうえに複雑なため、一つ一つ顧客から受託したものをチェックするのが面倒なので、画一的に断っている運送会社が多いのが現状です。

しかし、ポチロジは規制品の品目確認に対応しており、人的工数を取って一つ一つ確認することで他社に断れたものを細かく判断した上、発送可能なものを真摯に承っています

案件に応じて相応の手数料をご負担頂く必要はありますが、危険物や規制品を取り扱う際の手続きに精通しているため、どこよりも安全かつ確実に発送できます。

ポチロジで禁制品をアメリカ(米国)へ送れた事例

ポチロジでは、禁制品である大量のリチウムイオン電池を、LCL(コンテナ輸送)を利用することでアメリカへ送ることができた事例もあります。

ポチロジでは、禁制品である大量のリチウムイオン電池を、LCL(コンテナ輸送)を利用することでアメリカへ送ることができた事例もあります

禁制品であっても、適切な方法を取れば発送が可能な場合があるため、個人の方から企業様までどなたでも、お困りの場合はいつでもポチロジへご相談ください。

ただし、各国の規制がタイミングによって変わるため、最新情報は必ずポチロジへお問い合わせください。

関連記事:パソコンや精密機器の海外発送完全ガイド|注意点と規制を徹底解説!

アメリカ(米国)向けに送る際のよくある質問

ここでは、アメリカへの発送に関してよくある質問にお答えし、安全に発送を進めるためのポイントをまとめましたので、ご参照ください。

Q1:アメリカ(米国)に食料品を送ることはできますか?

食品の発送は原則として可能ですが、アルコールや生鮮食品など特定のカテゴリーには輸入規制がかかっています。

許可が必要な場合もあるため、発送前に現地当局の規制を確認することが重要です。

Q2:アメリカ(米国)に万国共通の禁制品や規制品を送った場合、どのようなペナルティがありますか?

アメリカに万国共通の禁制品や規制品を送った場合、非常に厳しいペナルティが科される可能性があります。

輸送者に対しては罰金が課せられたり、悪質な場合には刑事責任を問われることもありますので、発送前に必ず内容物を配送会社にご共有ください。

税関で万国共通の禁制品や規制品が発見された場合、そのものは没収され、返却されることはありません。

さらに、輸送者に対しては罰金が課せられたり、悪質な場合には刑事責任を問われることもありますので、アメリカへ発送する前に必ず内容物の詳細を配送会社に共有して、送れるかどうかご確認ください。

Q3:規制されていない商品を安全にアメリカ(米国)へ送るための方法は?

規制されていない商品でも、安全にアメリカへ発送するためには、下記の事項に注意しましょう。

  • 商品の梱包がしっかりとされ、破損や劣化を防ぐために適切な素材を使用されていること
  • 商品のラベルや成分表示が明確であること(特に化粧品や食品

ポチロジでは規制がかかっていない商品でも、適切な梱包方法や発送手続きのサポートを受けられるため、初心者の方にとっては安心です。

関連記事:海外発送する際の梱包はどうすればいい?おすすめの梱包方法とチェックリストまとめ!

Q4:アメリカ(米国)へ送れない具体的な化粧品は何ですか?

アメリカに送れない化粧品には、特に以下のような条件に該当するものが含まれます。

  1. 引火性物質を含む製品
    • マニキュア、除光液、ヘアスプレーなどの引火性が高い化粧品は、航空輸送中に火災の危険性があるため禁止されることが多いです(ただし、LCLであれば危険品扱いとして相当の手数料を支払うことで、輸送することが可能になります。詳しくはポチロジまでお問い合わせください)。
  2. 未認可の成分を含む化粧品
    • アメリカ食品医薬品局(FDA)が禁止している成分(例:一部のホルモン成分や過剰な漂白成分)を含む製品は、健康リスクの観点から輸入が認められていません。
  3. 医薬品成分を含む化粧品
    • 特に医薬品成分が配合されたスキンケア製品(例:ニキビ治療用クリームや美白クリームの一部)は、FDAの厳しい基準に該当するため輸入が規制されることがあります。

このような化粧品をアメリカに発送する際は、事前に成分や引火性の有無を確認し、FDAの基準に合致しているかを確認することが必要です。

Q5:アメリカ(米国)向けの荷物に関する最新の規制は何ですか?

アメリカの輸入規制は、頻繁に変更されることがあり、最近の規制では、リチウムイオン電池や電子タバコ、特定の医薬品に関して、より厳しい制限がかけられています

たばこや電子タバコは、アメリカへの発送が禁じられている禁制品です。

また、環境保護や消費者保護の観点から、プラスチック製品や化学物質に関する規制も強化されています。

これらの商品を輸送する際には、現地の最新の規制を確認し、必要な手続きや許可を取得することが重要です

Q6:アメリカ(米国)向けの禁制品・規制品の最新情報を確認する方法は?

アメリカ向けの規制品の最新情報を確認するには、以下の公式サイトや機関を参考にすると確実です。

  1. アメリカ食品医薬品局 (FDA) の公式サイト
    • FDAのサイトでは、食品、化粧品、医薬品などの規制に関する最新情報が随時更新されています。輸入禁止の成分や化粧品の規制情報も掲載されています。
    • FDA公式サイト
  2. 米国国土安全保障省 税関・国境取締局(CBP) の公式サイト
    • CBPでは、禁制品や規制品に関する最新の規則やガイドラインを確認できます。また、輸入に関する具体的な手続きについても案内されています。
    • CBP公式サイト
  3. ワシントン条約(CITES)の公式サイト
    • 特に動物性や植物性の成分を含む化粧品は、ワシントン条約に基づき規制されることがあるため、最新の情報を確認しておくと安心です。
    • CITES公式サイト
  4. 在日米国大使館商務部の公式サイト
    • 日本国内からアメリカへの輸出に関する最新情報が得られます。特に、化粧品やサプリメントなど、規制の多い製品に関する情報も充実しています。
    • 在日米国大使館商務部公式サイト
  5. ポチロジなどの輸送業者に直接問い合わせる
    • 専門の輸送業者は、規制品や禁制品に関する最新の情報に精通しており、個別の製品についても相談できます。

まとめ

アメリカ(米国)に商品を送る際には、禁制品や規制品の違いを理解し、適切な手続きを行うことが重要です。

今回紹介した禁制品や規制品のリストを参考に、事前にしっかりと調査し、安全な国際輸送に取り組んでください。

また、アメリカ向けの発送には最新の規制が適用されることがあるため、常に最新の情報を確認しながら手続きを進めましょう。

アメリカへ安全に送るためには、ポチロジの輸送サービスを活用することで、より安心して発送することができますので、いつでもお気軽にご相談ください。

  1. FDAはアメリカ食品医薬品局です。公式サイトはこちら(英語)となります。 ↩︎