「ピアノは輸出規制があるから海外輸送できない」と聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
実は、ピアノには特定の条件下で輸出が制限されるケースがあるため、知らずに発送を進めるとトラブルにつながりかねません。
とくに、象牙を使用している鍵盤や、国際情勢の影響で規制対象となっている地域向けの出荷には注意が必要です。
この記事では、ピアノの輸出に関わる規制とその背景、さらに具体的な対応方法や手続きについて、わかりやすく解説します。
ピアノの輸出規制について
ピアノの輸出規制には、主にワシントン条約(CITES)による輸出規制、奢侈品輸出禁止措置による輸出規制の2つがあります。
以下では、それぞれの輸出規制について解説します。
ワシントン条約(CITES)による輸出規制
ワシントン条約(CITES)は、絶滅のおそれのある野生動植物の国際取引を規制する国際協定です。
かつて多くのピアノには、象牙が鍵盤の素材として使われていましたが、ワシントン条約により象牙の輸出入が厳しく制限されるようになりました。特に、附属書Ⅰに記載されているアフリカゾウなどの象牙は、商業目的の取引が原則禁止されており、非商業目的であっても輸出には許可が必要です。
そのため、製造年が古いピアノの場合は象牙が使われている可能性があり、許可なく国際輸送することはできません。
現在では人工象牙を使用したピアノが主流ですが、外見からの判別が難しいケースもあります。
輸送前にはメーカーに問い合わせたうえで、必要に応じて経済産業大臣からの輸出許可を取得するようにしましょう。
奢侈品輸出禁止措置による輸出規制
2022年4月、ウクライナ情勢を背景に、日本政府はロシア向けの奢侈品輸出を規制する措置を講じました。
経済産業省の発表によると、規制対象には酒類や宝飾品などと並び、グランドピアノも含まれています。
そのため、ロシア向けに該当するピアノを輸出するには政府の許可を得なければいけません。
たとえ個人的な贈答や引越しなどが目的であっても、規制の対象となる可能性があるため、事前に必ず経産省の最新情報を確認するようにしましょう。
象牙を用いたピアノを国際輸送するための手続き
前述のとおり、ピアノのなかでも、特に象牙を使用しているモデルは、ワシントン条約によって国際輸送が厳しく制限されています。
しかし、原則としては輸出が禁止されているものの、一定の条件を満たせば輸出許可を得ることも可能です。
たとえば、鍵盤に使用されている象牙が1975年*以前に合法的に取得されたものであること、個人的かつ非商業目的で所有または保有されていることなどの条件があります。(*1975年にワシントン条約発効、1980年に日本が条約を批准)
さらに、輸出先国側でも同様に、ワシントン条約の規制に基づく輸入許可が必要です。
手続きとしては、経済産業省の貿易経済安全保障局に申請書類を提出し、事前の審査と許可を経る流れとなりますが審査には時間がかかるため、計画的に準備を進めるようにしましょう。
ピアノを国際輸送する方法

軽量かつ小型の電子ピアノと、重量のあるアップライトピアノでは、国際輸送の方法が異なります。1
以下では、それぞれのパターンに分けてどのように輸送できるかについて解説します。
電子ピアノの国際輸送
電子ピアノは構造上、木製のピアノよりも軽量で持ち運びしやすく、国際輸送においても比較的手間がかかりません。
たとえば自身が海外へ移動する場合は、飛行機の受託手荷物として預けることも可能です。
ただし航空会社によって預けられる最大サイズや重量には制限があり、基準を超えると追加料金が発生することもあるため、事前に確認するようにしましょう。
一方、電子ピアノを個別に国際配送したい場合は、ポチロジのような発送代行業者の利用がおすすめです。
200以上の国と地域への国際輸送に対応しており、最短2日で現地への配送が可能です。
アップライトピアノの国際輸送
大型の貨物は航空便では輸送が難しく、船便が選ばれるケースも多いですが、アップライトピアノであれば、航空便による国際輸送も可能です。
航空便は船便に比べて短期間で届けられるメリットがありますが、費用が高額になりやすい点に注意しましょう。
とくに大型貨物の場合、航空便による輸送は料金面がネックになりやすいですが、ポチロジでは独自の物流ネットワークを活用することで、大型貨物の航空便もリーズナブルな金額で手配可能です。
海外配送時に面倒な書類作成や通関手続きからお任せいただけるポチロジでは、Web上で今すぐ料金がわかるシミュレーションを提供しています。
シミュレーション結果画面からお問い合わせいただければ、専任スタッフがお客様のさまざまなお問合せに対応いたします。
ピアノを国際輸送する際の流れ

ピアノのように大型で重量のある楽器を海外へ輸送する場合、個人で手配をするのは非常に手間がかかります。
しかし、ポチロジのような発送代行業者を利用すれば、インボイスなどの書類準備から通関手続き、現地での配送までを一括で任せることが可能です。
以下では、ポチロジを利用するケースを例に、ピアノを国際輸送する際の流れについて解説します。
ポチロジへの問い合わせ・依頼
まずはポチロジ公式サイトの料金シミュレーションフォームに情報を入力し、概算見積りを確認したうえで問い合わせに進みます。
そこでピアノの種類や大きさ、重量、配送先の国、希望の配送方法などの情報をもとに、より詳細な料金や配送の流れについて案内を受け、依頼するかどうかを決定します。
問い合わせ後は専任の担当者がつき、オンラインで丁寧にサポートを受けられるため、海外への発送に慣れていない方であっても安心です。
貨物の梱包
ポチロジでは、ピアノの梱包は依頼者側でおこなう必要があります。
ピアノをはじめ、楽器類は温度や湿度などの環境変化にデリケートであるうえ、輸送中の衝撃などにも耐えられるよう、丁寧に梱包をしなければいけません。
鍵盤や脚部、ペダルなどの可動部分は固定し、全体を厚手の緩衝材や木枠で保護するようにしましょう。
また、輸送先の国によっては木材梱包に関する規制(燻蒸処理など)があるため、事前に確認しておくと安心です。
国内の指定倉庫への搬入
梱包が完了したら、ポチロジが指定する国内倉庫へピアノを搬入します。
ピアノを運搬する際は、衝撃や振動に十分注意してください。
搬入後の発送手配や各種手続きはポチロジ側でおこなうため、お客様側の対応は完了です。
通関に必要となる各種書類の作成
お客様から貨物をお預かりしたあと、ポチロジ側では海外に輸送するうえで欠かせないインボイス(送り状)、パッキングリスト(梱包明細)などを準備します。
これらの書類は、税関が貨物の内容や輸出条件を確認するために使われるため、不備や誤記があると通関が遅れる原因になりかねません。
ポチロジは、約20年にわたって中古車輸出に携わってきたBE FORWARDによる国際輸送サービスで、海外発送に精通した担当者が対応するため、安心してお任せいただけます。
輸出通関手続き
書類がそろったら、次は税関での輸出通関手続きをおこないます。
これは、貨物を海外へ出す前に、各種法令や規制に抵触しないかを審査する工程です。
特定の国や製品に対しては、輸出規制や制限が設けられている場合もあり、特にピアノに象牙が含まれている場合は厳重な審査を受ける可能性があるでしょう。
通関を経て貨物の内容に問題がないことが確認されると、輸出手続きが完了します。
船便・航空便による輸送
輸出許可が下りた後は、選択した輸送方法に応じてピアノが海外へ向けて出荷されます。
船便は輸送コストが比較的安価で、大型貨物にも対応しやすいため、グランドピアノのようなサイズが大きく重いものに向いています。
一方、航空便は高額ではあるものの、スピードを重視する場合に最適です。
ポチロジでは船便・航空便を選択できるため、配送スピードや予算に応じてニーズに合った配送方法を選びましょう。
出荷後は追跡番号を通じてリアルタイムで貨物の位置を確認できるため、安心して到着を待てるでしょう。
輸入通関手続き
送り先の国にピアノが到着すると、今度は現地での輸入通関手続きです。
輸入通関では、現地税関によって輸入品の検査や、関税・消費税の算出などがおこなわれます。
なお、国によっては、特定の材質が輸入禁止になっていたり、輸入税としてのVATが課されたりすることもあります。
ポチロジでは、一人ひとりのお客様に専任の担当者がついて丁寧にサポートするため、現地での輸入通関時に課される税額などもご案内可能です。
現地での配送
輸入通関の完了後、ピアノはいよいよ最終的な届け先へと配送されます。
通常、届け先への配送は、現地の配送事業者が対応するケースも多いですが、ポチロジの場合、国によっては現地配送まで一貫して対応可能です。
事業者間の貨物の受け渡しなどをせず、そのまま配送できるため、よりスピーディーに配送できるだけでなく、配送状況を詳細に把握できる点がメリットです。
なお、ポチロジでは軒下渡しが基本となっており、建物の外までの配送がサービスに含まれます。
室内への搬入や設置には対応していない点には注意しましょう。2
ポチロジによるピアノの国際輸送事例
ポチロジでは、これまで多くの楽器や音響機器の国際輸送に対応しており、たとえば日本からアメリカまで航空便を利用し、約180kgの電子ピアノをスピーディかつ安全に届けた実績もあります。
お客様は「数社に見積り依頼をしたものの、サイズの都合で航空便を断られたり、金額が高すぎたりして船便しか選択肢がない」と悩むなかで、ポチロジに問い合わせをいただき、リーズナブルな金額とサービス対応の品質が決め手となってご利用いただきました。
ポチロジでは、繊細な取り扱いが求められる貨物の配送に高い専門性をもっており、運送中の衝撃はもちろん、温度や湿度にも配慮した配送が可能です。
ピアノの国際輸送を検討中の方はぜひ一度お問い合わせください。
⚫︎参考:楽器・音楽電子機器の海外輸送事例
海外に安く早く届けられる配送方法はポチロジ
ポチロジの海外輸送サービスでは、国際宅配便によるスピーディな配送を、リーズナブルな価格で提供しています。
200以上の国・地域への配送に対応しており、最短2日で配送先に荷物をお届けすることが可能です。
個人・法人を問わず、多くのお客様にご利用いただいており、実際にご利用いただいた方からは、下記のような声がございます。
- 日本から発送して2日後にはカナダに到着するという速さに驚きました!
- 航空便なのにとても安く利用できる点に満足しています!
海外への輸送方法を検討中の方は、ぜひ一度ポチロジの海外輸送サービスをご検討ください。



