中国へ荷物を送る際は、配送方法や料金だけでなく、通関手続き、インボイスの内容、内容品ごとの規制確認が大切です。
特に電子機器、食品、化粧品、リチウム電池を含む製品は、追加確認が入ることがあります。
この記事では、中国発送の基本事項、必要書類、インボイス作成、返品・修理時の注意点を解説します。
中国へ荷物を送る前に確認したい基本事項

中国向けの海外発送では、配送方法、受取人情報、内容品の条件を整理する必要があります。発送後の修正は難しいため、準備段階で不備をなくしましょう。
中国向け発送で確認すべき配送方法・日数・費用の目安
中国へ荷物を送る方法には、国際郵便、国際宅配便、海外発送代行サービスなどがあります。配送方法によって、日数、料金、追跡、補償、通関対応が異なります。
急ぎの場合は、追跡や補償が付いた配送方法を選ぶと安心です。ただし、税関検査や書類不備、現地の配送状況によって予定より時間がかかることもあります。
個人宛て・法人宛てで変わる通関手続きの考え方
中国へ荷物を送る際は、受取人が個人か法人かによって、通関手続きの考え方が変わる場合があります。
個人宛ての場合は、贈り物や私物、個人使用目的の品物として扱われることが多いです。
一方、法人宛ての場合は、業務用、サンプル、修理品、返品など、用途の説明がより重要になります。会社名、担当者名、電話番号、住所が不足していると、配達や通関確認が進みにくくなります。
また、貨物の価格や内容によっては、受取人側で輸入通関手続きや通関業者の手配が必要になる場合があります。事前に受取人へ確認しておくと安心です。
受取人情報・住所・電話番号を正確に準備する
中国への発送でトラブルになりやすいのが、受取人情報の不備です。
住所や電話番号、会社名、担当者名に不備があると、配送会社や税関から連絡できず、荷物が保留されることがあります。
中国向けの住所は、省、市、区、町名、番地、建物名、部屋番号まで記載します。返品・修理目的では、相手先が指定する住所、担当者名、受付番号をそのまま使用しましょう。
中国へ送れないもの・事前確認が必要なもの
中国へ荷物を送る前には、内容品が送れるものかを必ず確認しましょう。日本から発送できるように見えても、中国側の規制や航空輸送のルールで扱えない場合があります。
禁制品・航空危険物に該当する品物は送れない
国際輸送では、国や配送方法にかかわらず送れない品物があります。たとえば、スプレー缶、可燃性の液体、火薬類、その他危険物に該当する薬品などは、航空輸送で取り扱えない場合があります。
また、中国側で輸入が制限されている品物もあります。「少量だから問題ない」「個人用だから大丈夫」と判断せず、内容品ごとに配送可否を確認することが大切です。
電子機器・リチウム電池・バッテリー類は条件確認が必要
スマートフォンやパソコン、カメラ、電子部品、測定機器などを中国へ送る場合は、リチウム電池やバッテリーの有無を確認します。
リチウム電池を含む製品は、航空会社や配送会社の規定により、発送可能な数量や梱包方法が定められている場合があります。
品名は「Electronic device」のようなあいまいな表現ではなく、タブレット、基板、測定器など、内容が分かる表現にしましょう。
食品・化粧品・医薬品などは中国側の規制に注意する
食品、化粧品、サプリメント、医薬品などは、中国側の規制によって通関が難しくなることがあります。個人使用目的の少量でも、成分、数量、ブランド、用途によって確認が入る場合があります。
特に医薬品は、中国側の輸入規制により発送できない場合があります。サプリメントについても成分や数量によって制限されることがあります。化粧品も、液体・クリーム・スプレータイプなど、形状によって可否が変わるため確認が必要です。
中国への海外発送で必要になる書類とインボイスの注意点

中国向けの発送では、インボイスの内容が通関の判断材料になります。品名や価格、用途があいまいだと、配送遅延や返送につながることがあります。
インボイスに記載する品名・数量・価格・用途
インボイスとは、内容品の明細、数量、価格、用途、発送者・受取人情報を記載する通関書類です。
品名は「parts」「goods」「sample」などのあいまいな表現ではなく、できるだけ具体的に書くことが大切です。
電子部品は「Electronic components」、基板は「Printed circuit board」、修理品は「Defective electronic device for repair」など、税関が判断しやすい表現にします。
税関で確認されやすい内容と書類不備によるトラブル
中国税関では、内容品の品名、数量、価格、用途、受取人情報などが確認されます。送り状とインボイスの内容が一致しない場合や、申告価格が不自然に低い場合は、通関で止まる可能性があります。
書類不備があると、受取人へ追加確認が入ったり、再提出を求められたりすることがあります。返送や追加費用の発生につながることもあるため、内容品の実態と記載内容を一致させましょう。
内容品の価値が分からない場合の考え方
中国への発送では、「この品物はいくらで申告すればよいのか分からない」という悩みがよくあります。
中古品、修理品、返品品、サンプル品、電子機器などは、インボイス価格の判断に迷いやすい品目です。
申告価格は、税関が内容品の価値を判断するための情報です。購入時の価格、現在の市場価格、見積書、請求書などをもとに、合理的な価格を記載します。
【事例】電子機器の価値判断・インボイス作成に不安があったケース
電子機器を中国へ送ったお客様からは、「税関など、自分が送ろうとしているものがどれぐらいの価値、インボイスになるのかよくわからないし、書類作成が大変というイメージがあった」という声がありました。
海外発送では、荷物を梱包すること以上に、インボイスの価格設定や必要書類の準備で不安を感じる方が少なくありません。
特に電子機器は、品名、用途、申告価格、バッテリーの有無など、確認すべき項目が多くなります。
ポチロジのお客様からは、サポートを利用して満足した点として「メールできちんとやり取りし、迅速に対応してくれた事」が挙げられています。
中国向けの発送では、書類内容に不安がある段階で相談できる体制があると、準備を進めやすくなるでしょう。
中国への返品・返送・修理依頼で注意すべきポイント

返品や修理を目的に中国へ送る場合は、通常の発送よりも用途説明が重要です。販売品ではなく、返品品や修理品であることを明確にし、相手先が受け取れる状態にしておきましょう。
中国で購入した商品を返品・返送するケース
中国で購入した商品を返品する場合は、返品理由を明確にする必要があります。不良品、誤配送、サイズ違い、注文キャンセル、交換対応など、なぜ中国へ返送するのかをインボイスや備考欄に記載できるよう準備します。
販売会社やECサイトから返品番号、注文番号、受付番号などが発行されている場合は、その情報も控えましょう。
返送先が倉庫、販売会社、修理センターのいずれかによって、必要な記載内容が変わります。
修理目的で送る場合は用途や理由を明確にする
電子機器や電子部品を中国メーカーへ修理目的で送る場合は、「販売品」ではなく「修理目的の発送」であることを明確にします。
インボイスには、修理品であること、不具合があること、修理後に返送予定であることなどを記載します。
たとえば、「For repair」「Defective item for repair」などの表現が使われます。
返送先の会社名・担当者・必要書類を事前に確認する
返品や修理では、返送先情報の確認が重要です。
会社名、担当者名、住所、電話番号、返品番号、注文番号、修理受付番号などを事前に確認します。
相手先から指定のインボイス文言や添付書類を求められる場合もあります。返品申請書、修理依頼書、購入証明、注文番号が分かる資料などは、発送前に用意しましょう。
【事例】電子部品の返品・修理で手続きフォローを利用したケース
中国へ電子部品の返品・修理を依頼する際、ポチロジによる海外発送サポートを利用したお客様からは、「電子部品の返送に関して知識が無かったので、いろいろと助かりました」という声がありました。
電子部品や修理品の発送では、通常の荷物よりも確認項目が多くなります。品名、用途、価格、返送理由、修理先の会社情報、必要書類などを整理しなければならず、海外輸送に慣れていない方にとっては負担になりやすい部分です。
このお客様からは、満足した点として「手続きに関しての不足部分について、的確に順次フォローして頂きました」という声も寄せられています。
中国への配送で不安がある場合は専門サポートの活用がおすすめ
中国向けの発送では、送れる品物か、必要書類は何か、インボイスに何を書くべきかを事前に確認することが大切です。特に返品・修理・法人向け発送は、専門サポートを使うと準備を進めやすくなります。
弊社、海外輸送サービス「ポチロジ」では、お客様一人一人に専任の担当者が付き、中国への発送を安心して行える体制を整えています。
発送前に疑問や不安を解消しておくことが、スムーズな中国向け配送への第一歩です。中国への発送でお困りの際は、ぜひお気軽にポチロジへお問い合わせください。



